2019年1月27日日曜日

猪名川町 旧中谷村の上野素盞嗚神社

小雪舞う冬晴れの一日
猪名川町にある上野素盞嗚神社へ参拝に

近くの町役場の駐車場を拝借
なんと
ここは小学校の跡地だったんですね

杖をつきながら
細くて段差の多い歩道を数分歩くと
鳥居が見えてきました

 近年でも地域の氏神様として親しまれているんですねぇ

神社の見張り番ともいえる狛犬
ここの狛犬は変わってますね~

社殿に向かって左側
赤茶けた色ですが金属製のようです

反対側の狛犬
どちらも口が開いてますよ~
お寺にある仁王像のような
阿吽ではありません

台座の装飾が
また珍しいですね
何やら文字が
中国清朝時代の順治15年製…
日本製ではなかったんですか!
帰宅して調べて見ると
西暦1658年
多田院再興の徳川家綱公の時代です

振り返ると
のどかな上野集落の家並み

さらに石段を上がると
拝殿前にも狛犬

写真左側の狛犬

写真右側の狛犬
これらは更に年代物のような感じです

正面右奥のお社にも参拝
お稲荷さんのようでしたが
蝋燭台が変わってますね

左奥にも参拝
何の神様かはわかりませんでした

その右後ろに古い御神灯
寛延2年巳年(西暦1749年)
こちらは江戸時代中頃ですね

石段を降りる際に一体だけの玉垣に
たしか
富田儀作氏は中谷村出身でしたね
昨年の長谷教授の講演会で
ふるさと館にある三和高麗焼を
日本に紹介した…
清朝時代の狛犬とも繋がるのかな?

でも
兄弟 甥っ子に熊作氏がいて美術商だったし
近くの静思館も
熊作氏が建てていますから
清朝時代の狛犬は
その頃の寄贈でしょう

日本では珍しい狛犬があるとは
聞いていましたが
知り合いの識者からは
「あれは日本製と違うよ」
そう教えて頂いていた意味が
よ~く分かりました

まだまだ知らないことだらけ
コツコツと
足を運んで疑問を解いて行きたいですね


 帰り
その静思館に立ち寄りました
 風格ありますね~
 今日は地元の方々の集まりがあって
建物内は入れませんでしたが
外観だけでも
なかなかのものですよ!
ちなみに
入場料は不要です


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