2016年11月6日日曜日

谷町4丁目の大阪歴史博物館は楽しい!(8~7階近代「大大阪」のフロア)

8階へ降りて
近世 「大大阪」と呼ばれた時代へやってきました

大大阪とは大正末期から昭和初期にかけて
大阪市が市域を拡張して
東京市の人口を抜いて日本一の大都市になった頃を呼びます

大正ロマンの近代建築も余多建設されました
ヴォーリズ設計の大丸百貨店が目立ちますね


安田生命に日本生命、伊藤萬にそごう・・・
大大阪に相応しい企業が並んでます



日本初の公営地下鉄
開業当時の大阪市営地下鉄(大阪~心斎橋)
当時1両での運行なのに
10両編成が停車可能なホームとドーム型の空間に驚き!
御堂筋の整備といい
関市長の先見性は凄いですね~

明治38年に開業した阪神電車梅田駅
大正15年完成した梅田駅の再現ジオラマ
※阪神電気鉄道寄贈
現在地はハービスエント付近とのこと
昭和14年に地下化されるまで使われていました
雰囲気ありますね~

鉄塔に掲げられたネオンサイン
とっても郷愁を感じます
LEDより暖かさがありますね~

角の芝居に中の芝居、浪花座などなど
大阪の文化発祥の地です
初代春団治師匠の姿や当時の貴重な映像や写真が
いたるところで見ることができて
まったく飽きません!

一度では見ることができず
数日後の再訪しました

でも
まだまだ見たい所が残ってます

入館料600円はだんぜんお得ですよ!

6階で大河ドラマ特別展「真田丸」にも行ってきましたが・・・
別途観覧料1300円の価値は
見出せませんでした


ところで
ボジョレーヌーボー解禁日が近づいてきましたね
17日木曜日には無理ですが
週末にはフレッシュな芳香で乾杯したいものです

今夜はひとまずこちらを

南米チリ産
コンチャイトロ
 悪魔の棲む蔵のワイン
フルボディながら飲みやすい深さでした








2016年11月4日金曜日

谷町4丁目の大阪歴史博物館は楽しい!(9階中世~近世のフロア)

松葉杖なのでエスカレーターでなく
エレベーターに乗って9階に降りてきました
大坂らしい庶民的な家並みですね
ジオラマの細部に渡って手が込んでいますね~
裏庭で飼い犬と戯れる子供

さあ!
この浪花のまちめぐりは必見です!
町普請と公儀普請の橋の違いや

八軒屋の船着き場の様子
天満の青物市の様子などが
片岡愛之助さんのナレーションで紹介されています
微妙に動きのある細工物も楽しいですね~

こちらは蔵屋敷のジオラマ
広島藩ということで
厳島神社が見られます
運河を張り巡らせて上手に町づくりしています

本願寺の建築工法も一目瞭然
梁の太さや曲がり具合までリアルです




ほんと細工が細かい!


こちらは道頓堀



芝居小屋の内部
パリのオペラ座を思わせるような貴賓席の配置です

展示台が回転しますよ~

市中にあった住友の銅吹所
煙の抜け穴が並んでいるさまは
過酷な作業であたんだなあと想像できます
残念ながら
多田の銅・銀はこちらには入ってなかったようです

おっと!
この神輿って・・・
阪堺電車あびこ道車庫近くの安立町の物じゃあないですか!
 江戸時代寛政年間の御座船地車
安立町は海神 住吉大社の氏子地域だそうです
なるほど!

江戸時代に流行した「ちょうちょう踊り」

仮装具合が半端じゃあありません!
まるでハロウィンですよ
行列の絵はこの倍ほどの長さ
当時の賑わいは相当なものだったんでしょうね~

外国の文化に迎合するより
こういう土着の文化を大切にして
復興してほしいものです


9階はここまで
やっぱりワンフロア1時間は費やしてしまいますね~

脚を休めるために
たくさん配置されたソファーに座ってマッサージ

さあ次は
8・7階の近代の大阪へ



2016年11月3日木曜日

谷町4丁目の大阪歴史博物館は楽しい!(10階古代のフロア)

大阪市内の異動した主治医をの診察を受け
帰りに以前から気になっていた
大阪歴史博物館へ
真田丸の特別展示もあってか
平日にもかかわらず
結構な賑わいようです

なかなか立派な感じですね~
10階の古代のフロアに上がり
そこから下へ降りるようです

音声ガイドを借りました
ホノルル水族館以来です

建物の外には
法円坂遺跡の復元倉庫がありました

さあ!
エレベータで10階へ!

古代のフロアには難波宮(なにわのみや)の
大極殿そのままの雰囲気!
BGMがとても荘厳な雰囲気で
太古の時代を感じることができますね~

大極殿の中央に据えられた
天皇が鎮座する玉座のある
高御座(たかみくら)

10階からは難波宮跡が一望できます
遥か後方には二上山や金剛山の稜線が見えますね~

反対側には大阪城!
“錦城の甍はた~か~く~”♪
母校由来のお城です

前期難波宮のジオラマ
645年孝徳天皇が難波長柄豊崎宮に遷都したのがはじまり
中央奥の広場が朝堂院
様々な儀式が行われる場所
左奥の場所は
なんと!官舎だそうです
純和風建築で広大な宮殿でしたが
半世紀ほどの後に火災で焼失とは残念な・・・

順路を進むと
後期難波宮が見られます
奈良時代の744年
聖武天皇が恭仁宮(京都府南部)から遷都されました

なんと
翌年には紫香楽宮へ
後年には長岡京へと遷都が頻繁にあったとのこと
後期難波宮の宮殿は中国の影響を受けていたらしく
建物の大半は
長岡京の宮殿に再利用されたそうです
欧州の石の建造物は恒久的なものですが
日本文化の木の建築物は
リサイクルが可能なんですね

そして
これだけの建造物の瓦はどうやって・・・
と疑問に思っていると
ありました!
上町台地の高低差を利用して
たくさんの瓦を焼いていたみたいです

気になる答えが次々と解明されていくし
解りやすい展示品の見学など
ここのフロアだけで1時間以上を費やしていました(^^♪

次は
9階の近世の大阪へ下りますよ~



今日の晩酌はこれ!
大阪の地酒 能勢町秋鹿

純米大吟醸
ちょっと贅沢ですが
記念日ですから(^^♪