2018年5月5日土曜日

安徳天皇隠棲伝説の能勢の里

能勢妙見山への古い道標を探すために
グーグルマップで能勢町野間大原付近を見ていると
『来見社』という場所が目についていました
もしやこれは?
来見山に奉られている安徳天皇に関わりが…?
と思っていたところに

能勢初枝さんの著書
『ある遺言 ー 北摂能勢の安徳天皇伝承』を読み
間違いないことが分かり
さっそく訪問してきました

大原の里の棚田を遡っていくと
藤原経房(つねふさ)の遺書に符号するように
鎮座しています
大きな石燈籠が地元の人々の信仰心を感じます
天皇ゆかりの地らしく
手水鉢が雅ですね~
入口に能勢町教育委員会の解説板があります

鳥居は宝永七年庚寅 1710年建立
境内にある新しめの燈籠は
それでも文政十一年戌子 1828年ですよ~!


種長は君の御つくり歌を原(大原と思われる)にもて、
来見権現とあがめ奉れり、あなかしこ。
此ふみひとに見することなかれ。
      従四位上侍従行左少辨 藤原経房 花押
~経房遺書より抜粋~

来見社跡ということで
本殿や拝殿は残ってなかったのは残念ですが
800年ほど前に
安徳天皇が隠棲されていた名残を感じることができました

次回は
安徳天皇の遺品を納めたと伝わる
出野の里にある岩崎神社へお参りしたいですね

さて
来見社跡から足を延ばして
清普(せいふう)寺へ
手前の小山が能勢家の出城・丸山城跡
本堂の鰐口を鳴らしてお参りします
扁額したの絵がきれいですね
ここは能勢家の菩提寺ですから
大きな能勢頼次公のお墓にもお参りしました
落ち着いた佇まいに野鳥の声が爽やかに聞こえます


さらに足を延ばして
歌垣山へ!

山歩きでなくて
もちろんキャストスタイルに乗ってです
清々しい気候に
GW中なので登山者でいっぱい!
と思ってたんですが・・・
だ~れもいません

そんなに人気がないのか!
ショック…
ちょうど正午のサイレンが下界から聞こえてましたが
絶好のお弁当ポイントでもありますけどね~

能勢に行った日は
やはり
そう!
秋鹿で晩酌!
一升瓶ですから
まだまだ楽しめます!

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