2017年7月24日月曜日

ツール・ド・フランス2017 総合優勝は

ツール・ド・フランス総合優勝の証し
イエロージャージ=マイヨー・ジョン
21日間の戦いの行方は…

2度目の休養日明けは
例のように
フラットなスプリントステージ
明日からのアルプス超級山岳を控え
総合優勝候補たちは
のんびり集団の中で体力温存でした
上位には
名だたるスプリンターの名前がズラリ!

第17ステージはいよいよアルプスへ
ロケーションがサイコーですね~
ログリッチが初優勝!
スロベニア人のツール初優勝でもありました
ここでもフルームは3位に粘り
バルデは4位…
そして、ななんと!
ゴール地点にマクロン大統領が!
フランス人のバルギルやバルデを激励
フルームとも談笑していたそうです

第18ステージは続いてアルプスの
有名なイゾアール山頂ゴール
最後の劇坂は10km走って
標高1000m以上登ります

お馴染みの風景、つづら折り
標高2000m越えでも応援するファンが…
昨日のマクロン効果か
バルギルがステージ優勝!
山岳賞(赤の水玉ジャージ)暫定トップの
面目躍如
3位入賞争いは
フルームを抑えてバルデが滑り込みました
“上り途中でバルギルに着いて行ってれば…”

休みなく翌日は
アルプスを抜けて
プロバンスまでの長~い移動ステージ
エドワルド ボワッソン ハーゲンが
お待たせの今ツール初勝利!

ここまでの総合成績
やはりフルーム磐石のようです

第20ステージは個人タイムトライヤル
マルセイユの街を駆け抜け
ヴェロドローム(サッカー競技場)へゴール
ボーラ ハンスグローエのボドナルが
skyのクフィアトコフスキーに1秒差でステージ優勝
ボーラといえば
サガンの所属チームでしたね
チームとしては今回のツール2勝目
フルームはさすがの6秒差で3着
ライバルとの差を広げ
総合優勝はほぼ確定
フランス期待のバルデは…
やはり苦手のT.T
3位へ後退…

そして最終ステージ
華やかなエピローグ
パリのシャンセリゼを駆け抜け
オランダチャンピオンの
フルーネウェーヘンがステージ優勝!


そして
21日間3437㎞走って総合優勝は
skyのクリストファー フルーム
去年にも増して
強力なチームワークが印象的でした

総合2位コロンビア人の
リゴベルト ウラン
彼がskyのエースなら…
と思わせる力を感じました

総合3位
昨年の2位から後退
アーゼドゥゼ・ラモンディアールの
ロメン・バルデ
突破力というか破壊力
のようなもなのが足りないのかなぁ~

赤玉ジャージの山岳賞は
フランスのワレン ハルギル
来年はエースとして走ってるかも

グリーンジャージのポイント賞は
チームサンウェブのマイケル マシューズ
カヴェンテイッシュ、サガン、キッテルらの
リタイアに助けられた感ありですが…

最後に
今年も日本人唯一のユキヤ アラシロ
バーレーンメリダチームのアシストとして
見事に完走を果たしました❗

おめでとうございます!

2017年7月17日月曜日

ツール・ド・フランス2017 第2週

月曜の休養日明けの第10ステージ
もう1日休養日のような穏やかな日
ゴールスプリントを制したのは
またまたキッテル!
これで4勝目
2位にデゲンコルブが滑り込みましたが
チームサポートがいまいちなんですかね
精彩を欠いてます

第11ステージもフラットなステージ
お決まりのゴールスプリントでしだが…
なんと!これまたキッテル!
今ツール5勝目ですよ~‼
3着にボワッソンハーゲンが入りましたが
スプリンターの役者が不足しています
やはりサガンの退場が残念でなりません
もちろんカヴェンデイッシュも…

第12、13ステージはピレネー山岳コース
第12ステージでは
200km越えの道のりに5つの峠

このハードなステージを制したのは
フランスの若きクライマー
ロメン・バルデ!!
並み居る強者をぶっち切っての快勝
2位のウランや3位のアル
遅れをとったフルームを
力ずくでねじ伏せました!
また
ステージ3位のアルが
総合タイムトップになり
念願のイエロージャージを獲得!
インタビューでは感極まってましたね

続く第13ステージ
全長101kmに1000m超級の峠が3つ
現在の山岳賞リーダーのバルギルが
山岳ポイントを稼ぎながら
ゴールスプリントも制しました!
優勝候補のキンタナやコンタドールを
抑えての勝利は素晴らしですね
また
二日続けてのフランス人の優勝
そして
今日は革命記念日
国中が熱狂したことでしょう

翌日の第14ステージは
フラットコースのスプリンター向け
とはいえ
ゴール前500mほどは急勾配の上り
一気に差しきったのはマシューズ!
2度目のステージ優勝
このスプリント勝負にフルームも参加
7位に入りアルを逆転!
イエロージャージを奪還しました

第15ステージは2度目の休養日前のレース
中央山塊の中を進む軽めの山岳ステージ
相変わらずバルギルが先行して
山岳ポイントを収集しまくって…
残り30kmからトレックのモレマが独走
ゴールまで逃げ切りました!
昨年はトレックで
エースナンバーを着けてましたが
期待に応えられず
今年は移籍してきたビッグネームの
コンタドールのアシスト役
そのコンタドールが不調のため
自由に動けたのが良かったんでしょう
30才にして
ツール初優勝!

さて、総合優勝の行方は?
フルームがイエロージャージをキープ
約2分以内に6人の混戦状態

残りは実質5レース
フルームは土曜のタイムトライヤルも
得意にしていますから
水曜、木曜の超級山岳ステージでの
独走勝ちが出来れば…
バルデやアル、ウランにも勝機ありですね

フルームの連覇を確信しつつ
バルデに期待します!

【画像出典先:公式サイト http://www.letour.fr/le-tour/2017/】

2017年7月10日月曜日

ツール・ド・フランス2017 第1週を終えて

ツール・ド・フランス2017 スタートリスト
7月1日
ドイツはデュッセルドルフでの第1ステージ
個人タイムトライアル
ツールで初のチームリーダーとなった
世界チャンピオンのペーター・サガンに注目!
昨年は総合で2位のフランスのロメン・バルデも
優勝して欲しい一人です
結果は
並みいるタイムトライアル巧者を制して
チームスカイのゲラン・トーマスがステージ優勝!
総合優勝大本命のフルームのチームメートでした

第2ステージは203㎞走った後のスプリント勝負
ドイツのマルセル・キッテルが優勝!
左は仏チャンピオンのデマール
右はグライペル(独)が悔しそうですね

第3ステージは千両役者登場!
212㎞の勝負で残り300mで先頭に立ち
あと200m辺りでペダルから足が外れて
それをセットし直して
スプリント勝負で競り勝つなんて・・・
スター性抜群ですよね~!
そして
相変わらずのこの風貌
総合優勝も狙えそうな予感がします

なのに・・・
第4ステージ
この日も200㎞超えのゴールスプリントで
カヴェンディッシュと接触しながらも
優勝したデマールに次いで
2位を確保したのですが・・・
危険行為で失格となってしまいました…残念
ゴールスプリントでの接触事故は日常茶飯事
カヴェンディッシュも無理に頭を押し付けてきた
ようにも見えますし
残念でなりません

第5ステージは
今ツールで初めての山岳ステージ
イタリアのファビオ・アルが優勝
毎年、総合優勝候補に挙げられる常連
イタリア人!って顔してますね
3位にフルームが滑り込み
総合タイム1位が入れ替わりました
早々と優勝候補大本命が
イエロージャージに袖を通しました
う~ん・・・
他チームのライバル達は今年も
厳しい状況に追い込まれましたねぇ

第6ステージは
再びキッテルがゴール勝負を制し

第7ステージも
続けてキッテルが3勝目をゲット!
彼が復調しただけに
サガンの強制退場(失格)は惜しい限り
デゲンコルブやグライペル、マシューズ達、頑張れ!

第8ステージは
いよ本格的な山岳ステージへの序章
187.5㎞で1000m級の峠を3つ越えますが
各チームの山岳エースは様子見の感じ
リリアン・カルメジャン(仏)が逃げ切り勝ち!

ところで
第3ステージ以降はフランス中を進んでますが

沿道を行くキャラバン隊は
相変わらずユニークですね

そしてファンも熱狂的
 道標役もいるんですね~

休養日前の第9ステージは
181㎞で7つの峠、うち1500m級の峠を3つ
総合1位のフルームに誰が迫れるか?
今後を占うステージでしたが

やはり波乱だらけのステージでした

第1ステージで優勝して
その後フルームに次ぐ総合2位をキープしていた
ゲラン・トーマスが下りで転倒して鎖骨骨折

総合5位だったリッチー・ポートも派手に転倒
骨盤と鎖骨骨折で離脱…

総合8位だった宿敵コンタドールまでも
度重なる落車でタイムロスしてしまいました

そんな難しいコースで3位に滑り込んだ
フルームはさすがですね~
さらに
これだけ過酷なステージでも
ゴールスプリントまでもつれ込むなんて・・・
そして
昨年総合2位 フランスの若きエース バルデも
4位は素晴らしいですね!

月曜日は休養日です
第9ステージまでの総合タイムは
フルームにスキは見当たりませんねぇ~
バルデとしては離されずに
1分以内でついていって欲しいものです!

【画像出典先:公式サイト http://www.letour.fr/le-tour/2017/】