いよいよ山頂アタックの日
肩と肩がピッタリ密着して
8人1枚の巨大掛け布団
夜半まで壁隣はトイレへの通路で
頻繁に登山靴の足音
枕元の向こう側や2段ベッドの上段への
時折、出入りの客があり
荷物やポリ袋の音がガサガサ・・・
劣悪な環境の中
1~2時間の浅い睡眠がやっと
就寝場所の環境は
33年前の吉田口ルートの山小屋と
ほとんど進化していなかった
ご来光を確実に拝むため
予定出発時刻を30分繰り上げ
0:30
新七合目 御来光山荘を出発(2780m)
水浸しの登山靴のまま・・・
新七合目から眼下に
登ってくるヘッドライトが連なってます
少し息苦しさはあるものの
高山病の心配はなさそう
歩幅を小さくして
一歩一歩確実に登って行きます
元祖七合目で後続を待ちますが
立ち止まると
じきに寒さで足が冷たく
風があるので身体にも震えが・・・
屋内の休憩所のあるところまで先行します
1:53
八合目(3250m)
飲物をひと口飲んで先へ
徐々に渋滞が激しくなります
後ろを振り返ると人人人・・・
後ろを振り返ると人人人・・・
東の空からは
冬の星座 オリオン座が上がってきていました
なんとかお天気はもちそうです
2:33
九合目到着(3400m)
すごい人だかりですね~
ここ萬年雪山荘に入り
たぬきうどんを注文
後続のメンバーに電話を入れても
圏外だったり留守番サービスだったり・・・
仕方なく
入口付近に陣取って
行き交う人に注意しながら
うどんを食べました
冷え切った身体に
温かいうどんは身にしみます
800円の価値あり!
食べ終わった頃に
後続が通過するところを呼び止め
ここで
同じようにうどんを補給
全体的に
皆さんお疲れモードです
睡眠不足のようですね~
3:20
九合目再出発
延々と険しい登りが続きます
明るいヘッドライトは必須
3:50
九合五勺(3540m)
この先は大渋滞のようなので
休憩せずに進みます
頂上に向かって
ジグザグの灯りが見えますでしょうか?
牛歩状態
2~3歩進んで
2~3歩進んで
10秒ほど止まる・・・って感じ
とうとう東の空が・・・
日の出に間に合うのか?
不安がよぎります
日の出予定時刻の
4:47
富士宮口山頂到着!
雲のせいで
日の出が遅れ気味
4:51
後続の皆も無事到着しました
Bossは九合目に忘れ物を取りに戻ったそうです
このあと、少し遅れて山頂到着しました
4:59
雲間からのご来光!
やったー!
ご来光を拝む
Team Bossの面々
雲の上ですよ~雲の上!
海から歩いて雲の上!!
ラッキーにも
『影富士』が!
こっちは恐竜雲?
3,776m
日本最高の三角点
最高峰の碑では
プロポーズしてるカップルがいました
周りから大喝采!
お幸せに~
お決まりのショット!
33年前は大学の体育会の夏合宿
吉田口山頂までで
この地に来ることは叶いませんでしたから
感慨もひとしおです
素晴らしいTeam Boss
撮影はBoss
おにぎり弁当を食べた後
奥宮に参拝
鳥居前で記念撮影
背中に漢数字?
タフでクールな面々です
誰ひとり脱落者はいません
郵便局のある
御殿場口頂上から下山します
6:50
火山らしく
赤土ですね
昨日、絶景を楽しんだ
宝永山が眼下に見えます
7:27
閉館した見晴館のある八合目(3400m)通過
7:42
赤岩八合館通過
ブル道を駆け上がる作業車
手を振ったら
ピースサインしてくれました!
8:35
七合目通過(3030m)
いよいよ大砂走りへ
序盤は岩混じりですが
写真右から下りてきている
宝永山頂からの
分岐を過ぎると
深い大砂走りとなります
既に登山靴(トレクスタ)は真っ黒・・・
延々と続く大砂走り
「え~加減飽きてきた!」
過ぎたるは・・・ですね
おまけに濃霧
そして激しい雨が・・・
標識はほとんどありません
画像にある
白いロープを辿って下るのみ
まだまだ
大砂走りは続きます
9:20
やっと次郎坊まで200m
次郎坊は新五合五勺
ここから
まだ1時間以上も下るんですよ~
今回の登山では終始前を歩いて
道案内をしていましたが・・・
皆んなに着いて行けません
若い頃の左膝の半月板
二年前の右足踵骨の古傷が痛みます
それ以前にスタミナ不足かも・・・
下り勾配が緩やかになり
それが上り坂に感じる苦しさに耐えながら
10:22
御殿場口新五合目
フラフラで大石茶屋到着
気さくなご主人やおばあちゃんが
印象的な大石茶屋で乾杯!
恒例のタクシーを呼んで
御殿場温泉へ
着替えを終えて
祝杯! (2回目)
シャトルバスで三島駅へ
こだま661号から見る富士山は
やっぱり雲の中
車内で3回目の祝杯!
その後は熟睡
新大阪止まりでよかった・・・
なにはともあれ
Team Boss 全員
海抜ゼロからの富士登山
登頂成功!
苦しかったけど
楽しい三日間でした
Team Bossに乾杯!
2 件のコメント:
世界遺産登録の記念の年に海抜0mからの富士登山値打ちが違いますな・・・8人で誰も落後することなく登頂感心しました。大阪は連日37度の暑さがつづいているのにさすがに富士山頂は寒そうですね、今年の話題の1番になりますね。帰路の新幹線車中の登頂記念の祝杯のビールさぞかしおいしかったでしょう。
としちゃんさま
「海抜ゼロから…」登って良かったと思います。途中で音を上げない素晴らしい仲間がいたからこそ、自分も弱気になることなく歩けたのだとみんなに感謝しています。
祝杯のビール、それはもう言葉に表せない美味さでしたよ(^O^)
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