元旦ハイキング、年始明けの下見、7日の阪急西国七福神巡り、とタイトなスケジュールと厳しい寒さからか、体調を崩して遅れていた新ルートの調査に3日連続で挑んだ。
地図上でルートを何本か計画し、目指すは鳥ヶ脇山頂の三角点484.2m。
まずは、多くのハイカーが歩いている榎峠から入るために芋生、若宮経由で車を走らせる。
30年前、サイクリングで走った際は地道が続き、榎峠へは急峻な悪路だったのだが・・・
今では完全舗装路。おまけに峠近くからは山本方面からのバイパスが開通し高速道路並みに車が飛ばしているありさま。
江戸時代に建てられたと思われる峠の石碑はどう思ってるのだろうか・・・
これでは安全なハイキングは不可能という結論になり、榎峠からの登頂は断念。
次に若宮とけやき坂の間から東へ向けてのルートをたどることに。
けやき坂住宅地から県道切畑多田院線へ階段で下ったすぐ南に轍のはっきりした林道から。
農作業小屋を抜けるとその先に『立入り厳禁』の新しい看板。不動産会社の所有地らしい。
南側から山頂へはこのルート以外無かったので、失礼して侵入する。(^_^;)
左に小川を見ながら進む。川の向こうも『立入り禁止』の看板。地元の生産組合のものだ。
完全に林の中に入り、踏み跡もおぼつかなくなる。ピンクのリボンだを頼りに進むがじきにそれも見失う。
目の前には白いナイロンテープを張り巡らせた『立ち入り禁止』の看板。鴨神社のもの。
至る所に吊り下がっている。
2万5千分の1の国土地理院発行の地形図だと小川沿いに破線が続いているのだが、確かに市全図:1万分の1の地形図のとおりだと行き止まりなのだ。林道入口から15分。
万事休すか・・・と思っていたら、看板の端に11月10日までと記されていた。
“ラッキー!”
テープを潜って進むと右手少し上方にピンクのテープを発見。
白いナイロンテープに沿って尾根へ向けて印があるので藁をもすがる思いで辿って行く。
踏み跡は少ないが1mほど幅のあるはっきりした道が続く。道の真ん中に川西市の石標が埋まってことから宝塚との市境を辿っているようだ。
至る所で倒木が邪魔をするが、やがてその先に青空が見えてきて尾根上が近いことを感じる。
そして予想通り尾根へ出た。鴨神社テープ遭遇から10分。
尾根の下には住宅地がちらりと伺える。
よし!地形図の尾根沿いの破線から鳥ヶ脇山頂上へ行けそうだ!!
等高線を垂直に横切る通りの急峻な登りを越えると緩やかな明るい尾根沿いのコース。
相変わらず左側は鴨神社の白いナイロンテープが張ってある。
これに沿ってはっきりとした山道が続いている。
若干登りのきつい箇所を越えると右手に黄色と赤のテープが巻いてあった。
黄色は『レイエン』。赤色は『けやき坂』。
誰かのブログに紹介されていたものと同じだ。尾根道に上がってから20分。
山頂到着が確約されたも同然!!
左右の眺望は林立する木々に阻まれて部分的だが、明るく歩きやすい尾根道だ。
黄・赤テープから3分ほどで右手に小さな石塔。道中の無事を願って合掌。
そこから約15分で無事鳥ヶ脇山の山頂に到着した!!
林道入口からだと所要1時間5分かかった。
予想以上に広く明るい山頂広場に感動。
芝生の上に座って小休止。
1人きりでの山頂制覇って気分いいな~!!
さて、いよいよ下り道の確認。
どこから下るのか???
今来た道の先、西北西に向けては榎峠へのルートだと思う。
いながわTVの電波塔の脇を探してみるがビミョー・・・・
北東方向へはブルーのリボンがあった。たぶんこれだと確信し下り始める。
道は明瞭で広い。
さっそく急な下りとなりナイロン製の土嚢の上を慎重に歩く。
ピンクのリボンも次々と現れる。
5分も下ると関電の鉄塔下を通過する。
そのまま行くと赤白ポールがあり、その先に関電巡視路分岐標識のあるやや広い踊り場。林道の終点らしい。
その先には黄色いテープに『岩根山⇒』と左折表示あり。直進する林道は行き止まりだ。
黄色いテープのとおりに怪しいボロ小屋の左横を通り過ぎる。“ドキドキ・・”
ショッカー達が出没しそうな不気味な小屋だ。
小屋の先は急な崖のような所がある。高さ3mほど。俺には難なく下れるが、一般的にはどうなのか?? ピンクのリボンどおりの道なのだが・・・・
崖を下ると、再び林道に出た。山頂から15分。
ここからは林道を辿って下っていく。途中日生中央から猪名川町方面へ視界が開ける所あり。約20分で高原寺。
個人的なハイキングルートとしては繋がったのだが・・・・
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