2016年5月21日土曜日

川西市の天然記念物に妙見山のブナ林が指定されました

妙見山のブナ林
言わずと知れた大阪府の天然記念物です
昭和58年に指定されています

ブナ林としては和泉葛城山が国の天然記念物ですが
こちらは大正12年と大先輩ですね
4年前に歩いて見てきましたが
広範囲に中径木が多く
羨ましく思ったものです

また
日本海側では鳥取県の大山にも立派なブナ林がありますね
中腹あたりに
登山者の心を癒す緑陰を授けてくれています
ここは西日本最大規模らしいですよ

話は戻って
妙見山のブナ林ですが
実は府県境を跨いで
兵庫県川西市側にも広がっていたということです

そこで
調査をされた 能勢妙見山ブナ守の会や兵庫県立大学の先生方
山林の所有者にあたる能勢妙見山など
様々な方々の協力で
このたびの天然記念物指定に成就したとのこと
民間のパワーが行政を動かしたわけですね!

シンポジウムでは冒頭に
川西市教育委員会の代表者から能勢妙見山のご住職への
天然記念物 指定書の授与式がありました

その後
兵庫県立大学名誉教授の服部保先生より
《妙見山のブナ林(川西市黒川の夏緑樹林)》の基調講演
※当初の基調講演名とは若干異なったようです


次に
服部先生の愛弟子でもある
神戸大学ご出身で「ひょうご環境創造協会」主査の
栃本大介先生による
《妙見山ブナ林の特徴~六甲山のブナとの比較》
特別講演があり
六甲山には伐採された跡に生育したと思われる
株立ちしたものが多く
また点在して分布していること
妙見山のブナ林は
一本立ちした大きなものが多く
密生していることなど
また
背丈の低い2年以内の幼木が100株以上存在することは
六甲山では見られないことだと知りました


そういえば
2013年の秋
妙見山のブナ林では異常なほどの結実があり
ざくざくとそのドングリを拾うことができましたね~
 嬉しくて・・・
川西能勢口駅東口の里山インフォメーションコーナーにも
展示したことを覚えています
僕の自宅で育てた種子は
発芽できずに終わりましたが
あの時の仲間たちが
こんなにたくさん育ってきたんですね~

それを知っただけでも
個人的にはとてもハッピーな気分でした

服部先生曰く
妙見山のブナは
標高の低い地域で、しかも列島の南側で、狭いエリアという
三重苦の中で存続しているそうです

がんばれ!ブナたち!
この素晴らしい自然の営みが続くことを願いたいですね



そんな厳しい環境でも
頑張って根を張っているブナ
黒姫の森の住人 C.W.ニコルさんも
子供の頃にブナからパワーをもらい
不自由だった足が治ったと
ご本人の講演で聞いたことがありました

なんばりんも
まだまだ精進しないといけませんね!

と思いながら・・・
帰り道に能勢の島田酒店へ向かっているとは(^^♪
ど~したもんじゃろの~







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