阪急ハイキングデイリースポーツワンゲルシリーズ
洛西 愛宕山 耐寒お参りハイキング
【嵐山から愛宕神社・月林寺コース】
◇ 嵐山駅~渡月橋~野宮神社~二尊院~鳥居本~試峠~清滝~表参道
~水尾別れ~黒門~愛宕神社~月輪寺(ルート変更して大杉谷下山)~清滝バス停◇
2月6日(土) 行程:15km・上級
数日前からの寒波襲来によって、集合場所の阪急嵐山駅前は横殴りの吹雪状態。
駅前での集合が危ぶまれ、一時は使用していないホーム上にお客さまを誘導して集まっていただく。
出発時間の9時には吹雪も収まり駅前広場に場所を戻してスタッフからの告知のあとスタート。
上級者向け・アイゼン必携のコースながらかなりの集まりように驚く。
渡月橋を渡り、しばらくは嵯峨野散策コースなのですが、再び天気は荒れ模様。
降りしきる雪の中を黙々と歩きます。
嵯峨野を抜け、清滝への試峠への旧道の下りでは早くも路面凍結!!
先頭集団ではアイゼン装着して通り抜けたよう。
中団を歩いている我々は多くの参加者が歩いた後なので路面も緩んでいてそのまま用心して切り抜ける。
峠を下りきった所が清滝。
雪の清滝はなかなかの風情です。
トイレ休止のあといよいよ愛宕山への山道に入りました。ここらか約2時間の上り道。
雪は相変わらずよく降ってます。山も空も真っ白、山水画の世界。
いきなりきつい勾配の上り坂。
坂の途中で早くも体温調節。シェルパーカーの下のダウンジャケットを脱ぐ。
ヒート系のシャツ、薄手のアクリルセーター、シェルパーカーだけの薄着になりました。
ついでにお助け水で力をつけて先を急ぎます。
丁石のある参道らしいのですが、雪と寒さで丁石を一つずつ見物する気力も無し・・・
所々に愛宕神社までの道程標が40分の10とかで表示されている。
これはこれで前半は気分がとても滅入るもの・・・・
後半は力の源になるんですが・・・・
3合目の小屋で早くもアイゼン装着。参加者へも強制的に装着をお願いする。
転倒事故があっては折角のハイキングも台無しだ。
装着できない参加者の介助をしてから自分の足元を固める。
そして再出発。
真っ白に変わってきた参詣道を黙々と歩く。
と言うか、吹雪いて喋られない状態といったほうが正しいかも・・・・
大杉大神脇には酒樽が山積みになっていた。 美味しそう・・・・・
少しパワーが蘇る!
27/40の道標あたり、かわらけ投げの看板前で小休止。
お気に入りのカリマーのザックには容赦なく雪が積もる・・・
そこから10分ほど上がると水尾への分岐。まだまだ先は長いみたいです・・・・・
大杉大神辺り同様、西側に谷を見るコースに出ると左手から強烈な吹雪に見舞われる\(-o-)/
たまらん・・・・・スキー場でも吹雪きを思い出すなあ~
唯一、雪の風紋がたいへん美しく、心を和ませてくれる。
砂丘のような・・・・・シフォンケーキのような・・・・
そういえば、お腹も鳴ってきた。
既に正午を廻っている!!
清滝から2時間半、ようやく愛宕神社の入り口・黒門にたどり着いた。
そしてそこから本殿まではあと15分。
2時間45分の上り道だった。
他のスタッフとペースを合わせての行程だったので予想以上に時間が掛かってしまった。
でも、おかげで割合楽に、息が上がることなく行けたのは良かったかも?
汗のかき具合もいつもより少なくすんだみたいだし。
午後1時、ようやく昼食のおにぎりにありつけた。
カチンコチンに凍ったおにぎりとキーンと冷えたお茶が気温の低さを物語っている。
ガスバーナーやポットのお湯、参加者も皆さんも手慣れた様子で楽しいひと時を過ごしているよう。
来年は必ず温かいお昼ごはんを食べるぞ!
スタッフ同士で交互に昼食を済ませ、いよいよ下山を始める。
予定していた月輪寺へは行かず、手前で右折して大杉谷を下っていくことに。
出発時に配布したコースマップとは違うので道標を見落とさないよう慎重に前を見ながら・・・
杉木立の中を縫うように九十九折を何度も繰り返し、谷や尾根を巻きながらグングンと標高を下げていきます。
下山から1時間半が過ぎたころ、ようやくアイゼンを外せるようになった。
そしてさらに半時間後、ゴールの清滝バス停に到着しました。
参加総数:320名
行程の大半アイゼン装着という厳しい条件ながら、1人の事故も無く、無事に終了することが出来ました。
さすがは上級者の皆様だと感激し感謝の思いでいっぱいです。
ご参加いただきまして誠にありがとうございました。