2020年7月25日土曜日

「大阪城櫓YAGURA特別公開」に行ってきました

お気に入りの大阪歴史博物館の中から
度々見下ろしていた
この櫓(やぐら)と周辺の重要文化財が公開されています


いつもの地下駐車場へ車を停めて
大阪歴史博物館とNHK大阪放送局を
初めて間近で見上げました
そこから馬場町の交差点を渡ればすぐ
緩やかな坂道を大手門へ
 わが母校の名称の由来でもありますね
立派な門ですが
間口が狭いのは防御のためでしょうか…
 大手門をくぐると正面に


正面左手に威容を放つ門構えの多聞櫓
江戸時代初めに建てられ中ごろに落雷で焼失
後期に再建されているそうです
秋からの「麒麟がくる」で
松永久秀の多聞城のくだりが楽しみです

威風堂々
ここから先が城内ってかんじですかね

特設のチケット売り場で入場料を支払い
いよいよ入場!
 準備されているスリッパに履き替え
先ずは多聞櫓を見学
桝形の巨石の上にある続櫓へ
戦国時代を思わせるような気配…
この廊下のことを「武者走り」というそうです
いかにも!って雰囲気です
 左の格子からは
先ほど通った大手門が正面に見えます
右側は小部屋が連なってます
 「武者走り」を進むと広い場所へ
ここが渡櫓
どちらも多聞櫓を構成している櫓です

 大型モニターで「槍落とし」の説明が流れていました
 ここですね・・・
上から杖…いや槍を落としたわけですか…
 門の下から見た様子

梁の太さや造りも当時のままなんでしょうね~
立派なものです
 襖の溝や床板なども見事!
 随所に見られる狭間(さま)
鉄砲や弓を射るためとはいえ
何百何千と作りこんでいるのは凄い労力ですよね~
櫓内には段差がたくさんありますが
手すりがあるので安心
多聞櫓の出口はかなりの段差でした
見事な造形美
 千貫櫓への渡り道にも狭間が並んでます

再びスリッパに履き替えて入場!
ここからは大手門が真横に見えます

お~なるほど!
 
城へ攻めあがる衆を狙うわけですね


武者走りと広間で構成された千貫櫓
床にある切込みは刀傷?
 グサグサと刺さってますが・・・

千貫櫓の北の出口からは外堀が
い~景色です!
わが主治医が務める
大阪国際がんセンターが目の前

千貫櫓を後にして最後の焔硝蔵へ
平たく言えば火薬庫ですね
 西の丸庭園を北へ
大阪城が聳えています
❝錦城の いらかは高く~❞
母校の校歌をつい口ずさんでしまいます
G20の晩さん会に使われた
大阪迎賓館
能勢の銘酒 秋鹿の晴れの舞台でしたね~

迎賓館のそばに残る焔硝蔵
 重厚な造り
二重の扉には緑青がふいてますね
 その銅製の分厚い扉に何やら文字が…
保管者 人見大尉
後で調べたら
帝国海軍の軍人さんでした
 ということは
太平洋戦争中も利用価値があったということ
江戸時代の職人恐るべし!

内部へ入ると
シンメトリーで見事!
現代アートにもなるような・・・

 左右の壁面は石組みの隙間を周到に埋めています
蔵内に火薬の匂いはありません
天井も花崗岩の石組が何段にも
瓦葺ですが
石組みとの空間も木材ではなく石組なんでしょうね~
焔硝蔵はあっという間に終わりましたが
見ごたえありましたね~

近くにある公園内のトイレ
大阪城らしい設えです

迎賓館の正面玄関

西の丸庭園に戻って
お昼ご飯

❝錦城の いらかは高く~ 青空は 果てなく広し~❞
この風景は飽きません

庭園を出て

大手門をくぐって大阪城を後にします
外堀から六番櫓の眺め

大阪歴史博物館の1階にはタイムカプセルがありました
5,000年後に開封とは…
 大阪人ながら知りませんでした
次は
半世紀ぶりに天守閣へ登りたい!


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