2015年5月21日木曜日

【予告】日本初のトロリーバスとナイチンゲール像

【予告】
6月4日のせでん第1木曜ハイキング
↓↓コース詳細はこちら↓↓
http://noseden.hankyu.co.jp/hiking/schedule/8454f7e7885effe/detail.html

多田駅前を出発して
まずは猪名川左岸を進みます
河川敷沿いの桜並木には
そろそろサクランボが出来つつありますよ!

この辺りはソメイヨシノだけでなく
オオシマザクラや八重桜など
多くの種類があるので
ソメイヨシノであっても
結実しているようです

ダイエーで
美味しそうなお弁当を買い
銀橋を渡ると
矢問(やとう)地区

平安時代の弓矢の名手
源満仲(みなもとみつなか)公が
住吉大社から矢を射って
落ちた所を所領とせよとの
神託に従って

落ちた矢を問い探したことから
命名された地名です

いくら名手でも
住吉大社から川西まで
矢が届きますかね~?

じつは
源満仲公は清和源氏の祖
武士の始まりでもあります
鎌倉幕府を開いた頼朝や義経とも
血は繋がっているんです

そして
市内のホールの名称は
みつなかホール

運動施設には
立派な弓道場もありますよ〜


さて
矢問から新興住宅地を縫うように進んで行くと
石切山の麓
宝塚市のきずきの森へ入ります

ボランティアの皆さんが
荒れた里山を再生されました

ここには
エドヒガンやオオシマザクラなど
原生種の桜がありますから
どの木にも
サクランボがたわわに実っていることでしょう

石切山へは南東側からアプローチ
上りの2/3は
大きな岩の間を縫うように登ります

とは言っても
15分程度の時間なのでご心配なく
近所の人々の
散歩コースでもあります

山頂手前の休憩場所からは
大阪平野が一望!
一見の価値ありですよ〜


ひと休みしたあと
山頂三角点を過ぎると
下りが続きます
所々滑りやすいので
ウオーキングシューズの方は
注意して下さいね

途中
北摂方面の山々が見渡せる
眺望ポイントをお見逃しなく!

満願寺まで下り
ここの庭園でお昼ご飯

奈良時代
聖武天皇の命により
千手観音を納めて建立された古刹です

この千手観音様は見事です

年に一度しかご開帳されません

今回は
北摂七福神巡りの
毘沙門天様や美女丸・幸寿丸らの供養塔などを
ご覧ください




昼食後は
多田神社から移築した
山門を潜りバス道へ

この辺りに一大温浴施設があり
そこへお客様を運ぶため
日本無軌道電車株式会社が
トロリーバスが開通したそうです
1928年昭和3年


今は温浴施設も遊園地も温泉の形跡も
見当たりません
満願寺に隣接する
ゴルフ場の建物辺りかなぁ?

バス道を東へ緩やかに上って行くと
峠に差しかかります
この峠にある喫茶店付近が
トロリーバスの終点だったようです
新花屋敷停留所跡

ビミョーな敷地の広さから
当時の転回所の面影を感じます

峠を下って行くと
宝塚大学の先の左手に
磨崖仏の彫られた豆坂地蔵
彫られた時代は
確か…鎌倉時代でしたっけ?

阪急バス
つつじヶ丘バス停付近に
当時のつつじヶ丘がありました

その先も
延々と勾配のきつい下り坂が続きます
こんな勾配を
大正時代のバスが走れたのでしょうか?

車重の重さで舗装が痛み
ガタガタと振動で故障がちに…
当然乗り心地も悪かったようで
昭和大恐慌が拍車をかけ
僅か4年で廃止の憂き目に

坂を下りきって
道幅が広くなった
阪急バス花屋敷バス停
ここが
トロリーバスの始発停留所
花屋敷のあった場所です

当時の路線長は1.3㎞
遺構としては何も残っていませんが
この町に不似合いな
幅広い車道が
唯一の遺構になるんでしょうか?

そうそう
開業当時、沿線に桜を植樹したそうです
その面影はありますね〜



さてさて
当時の阪神急行電鉄花屋敷駅の手前を
左に入るとほどなく

川西市が誇る
ナイチンゲール像に到着
彼女の墓標には
イニシャルしか記載されていないように
クリミア戦争時の活躍とは対照的に
自らが目立つような行為を
嫌っていたようです

それ故
世界に二体しか
銅像が残っていないのかもしれません

今でも看護師の卒業式では
ナイチンゲール誓詞が
読み上げられていると
たしか…
医療関係のテレビCMで
見たような気がします

入院中の現在
看護師さん達の献身的な仕事ぶりに
心癒されています


ナイチンゲール像に一礼し
隣接する栄根寺廃寺跡を抜ければ
川西能勢口駅は目の前

1981年(昭和58年)に廃線になった
能勢電鉄国鉄前線跡を歩いて
ゴールのモザイクボックスへ

今回も
何かお楽しみがありそうですよ〜

皆さん
お誘い合わせの上
ご参加お待ちしています!