2011年4月29日金曜日

余野街道 第1木曜ハイキングの予告

5月5日のこどもの日
のせでん第1木曜ハイキングで吉川峠から旧余野街道を歩きます。
のせでんハイキング初登場のコースです!


まずは妙見口から青貝山、天台山への分岐点・吉川峠を経由して箕面森町へ。
トイレ休憩のあと国道423号を横切り旧余野街道を南下します。
途中、新しくオープンしたアウトドア施設『スノーピーク自然館』を見学して中政園を
過ぎるあたりからいよいよ旧街道らしい山道を緩やかに上りながら進みます。

今も現役の炭焼窯があり、周囲には台場クヌギもあり、
往年は出来上がった炭を池田へ運び出すための重要なルートであったことが伺えます。

羽の付いたお地蔵さんは隠れキリシタンの証か?
古い道標や道供養碑など、街道の名残も見所です。

お昼ご飯は峠周辺の長尾山を見下ろす辺りでしょうか?
道供養碑のある尾根沿いの木陰になりましょうか?
いやいや、トイレやコンビニが整った箕面森町で早弁が特に女性やお子様連れ
にはお勧めです。
ただし、後半のための行動食(チョコやクッキー)は必携ですよ!

道供養碑のY字分岐を右側へ
尾根沿いの明るい道を辿ると下り基調の道に変わります。
荒れた農園の中を突き抜けると(ここが街道かいなあ?)急な山道の下り。
右手に大きなマンション群が見えてきたかと思うとその敷地内に降り立ちます。

マンション内の車道を下って行くと小さな四つ角を右へ

実はこの四つ角を左に行くと先ほどの道供養碑のY字路に出ます。
単独行の下見の際、間違ってこちらのルートを下ったのですが
荒れていたとはいえ街道らしい人が往来したであろう気配や雰囲気は残っていました。
ただ、多勢で歩くハイキングには不向きなロープを掴みながらの下り道などありましたので
今回このルートは採用しません。
ご安心下さい!
気になる方は最後のほうにY字路からの画像をアップしておきます。


さて、先ほどの四つ角を右に折れ、道なりに数分進むと余野川に掛かる橋に着きました。
手前右側に古い道標。
橋を渡って2つ目の橋が八千代橋。
明治時代に建てられた年代物の鋼鉄製の橋です。
八千代橋を渡った左手には“庚申さん”と親しまれてきた青面金剛碑とお地蔵さん。
余野街道の説明書きなど見所がいっぱい。

近所の飼い犬が吼えてなければ静かないいところです。

そこから古い家並みを抜け大エノキの前で国道423号線(摂丹街道)へ出ます。
現在地元でも余野街道とは呼ばなくなり、国道に格上げされる以前の通称・摂丹街道が
専らの呼び名となってなっているようです。


伏尾温泉伏王閣を横目にしながら国道沿いを南下すると程なく新吉田橋の交差点。
少し南に掛かる吉田橋を渡ります。
余野街道から吉田街道へ入りました。

余野街道は能勢街道から丹波亀岡へ抜ける枝道。
吉田街道はその分岐した余野街道から能勢街道へ再び戻る道でもあり、
妙見参りに繋がる長尾道への入口でもあったようです。

造園業の敷地の合間を縫うように細い車道が続いています。
路地ごとにお地蔵さんが祀られていることからも重要な道であったのだと推測されます。

伏尾ゴルフ場からの車道と合流し、交通量の多くなってきた道を白線が引かれた
路側帯頼りに下って行くとゴールの鼓滝駅前の踏切りが見えてきました。

踏切り名は『吉田街道踏切』
全13kmの街道歩きはフィニッシュとなります。

早い人なら2時間半程度。昼ご飯前、12時半頃にはゴールされそうです・・・・
近くにコンビニやスーパー、手打ちそば屋に韓国料理、まいどおおきに食堂もありますから
ご自由になさって下さいな!!


余野街道の別ルートの画像です






道供養碑からはこちらのほうが街道らしく感じるのは僕だけでしょうか?