会社から目と鼻の先。平安時代に造られたらしい?新田城の面影を探しにぶらりと自転車で出掛けてみた。
参考までに
江戸時代の観光案内誌、摂津名所図会によりますと
{新田の古城}
多田庄新田村にあり満仲公居城・・・その後、塩川伯備守の居城・・とあります。
多太神社前を横切り新興住宅地の急坂を登っていく。
初秋らしい爽やかな風が吹くせいかペダルも快調!。
真っ青な空に飛行機雲がす~っ!と延びていく。
そうだ!12月開催予定の鳥脇山がきれいに見えるかも。
そう思い新田城址あたりをスルーして西へ西へ~
緑台住宅地のはずれから岩根山~鳥脇山~石切山の稜線をきれいに眺めることが出来た!
川西市内では振野、高代寺山に次ぐ高い山。標高484.2m。
地上デジタル放送電波発信拠点でもあります。
個人的に舎羅林山とともに魅力を感じる山だ!
山頂へのアプローチが複数あって三角点がある。頂上付近にそれなりの休憩スペースがある。
これで眺望があればサイコー!なんやけどなあ~
12月の第1木曜ハイキングを楽しみにしよう!!
さて、新田城址へ戻って辺りをウロウロ・・・・
新興住宅地にそれらしい形跡はな~んにも見当たらない。
城山があったであろうと推測される頂上付近にはマンションが建ってるし・・・・
川西市の文化財マップにはその南側に新田城址と記載があるので注意深く探して見ました。
旧家の石垣に不自然な部分を発見!!
歪な組み方、統一性のない石の種類・・・・?
もしやこれは礎石の一部では?
周辺には削平地や石垣も見えます。これはちょっと新しいかも??
そこから西へ少し行くと、旧地名“清水ヶ坂”因みに先ほどの石垣のあたりは“城山”です。
坂の上からは多田地区が一望できます。細い曲がりくねった道が城下へ続いている。
多分これのことやろな~?と勝手に断定し歩いて下りてみる。
道の左右には曲輪跡を想わせる平地が二段三段と連なっています。
下りきった辺りには蔵を持った旧家が軒を連ね、道はあみだくじのように複雑に敷かれています。
清水ヶ坂を登って引き返し、歪な石垣のあたりまで戻りました。
そこから北の方角にまだ上り坂があるので登ってみます。
う~ん??これ、所々旧そうな水路。堀切のような気もするし・・・・
その上段、ライラック公園の北側はまだ坂が有ります。
グイグイギアを下げて上がってみる。
頂上付近はここ。
ここに城があっても不思議ないよな~!?
三方向に開け、北側は崖の下に池やし。
この見通しの良さ!!
新説新田城!旧城址は二の丸だった・・・・
なんていにしえへの思いは尽きません。
帰りに立ち寄った式内社・多太神社の参道脇で猫が・・・
“好き勝手言うとるのお~”って笑ってるような・・・・
次は、摂津名所図会にあった【多田の湯】でも探しに行きましょうか?
平野湯とは違うようで興味深々です。