台風一過の素晴らしい秋晴れに恵まれ、妙見口駅前には続々とハイカーが集まる。
今回は未整地で勾配ある山道がほとんど。ちょっと厳しい中級コース。
それでも総勢355名とは・・・・ただならぬブームを感じる。
今日も先導役を務めることに。
同じ先導役の本職運転手の若手社員や、現役ノンプロ野球選手兼電鉄社員らとケーブル・リフトを乗り継いで妙見山山頂へ。
鹿に食い荒らされたとはいえ、コスモスを見ながらのしばしほのぼのとした気分に浸る。
リフト山頂駅到着。
此処までは歩き1km少々、これから山門まで階段を上り、本堂前を横切っていよいよ山道へ。
昨日下見で歩いた杉木立の中の行者道を下っていく。
難所130階段を下りたらまもなく車道に出る。
しばらく道なりに歩き、鳥居をくぐると再び、山道へ。
視界が開けのどかな里に出た。
野間大原という集落。穏やかな空気が流れてるなあ~
妙見奥の院に向けて道は再び山道に入る。
聞きなれない鳥の鳴き声、足元を蛇が横断したり・・・
歓声や、参加者との会話を楽しみ、短い休憩を挟んで再び森を抜け車道へ出た。
堀越峠
ここからが本日のメインイベント、最後の登り道、歌垣登山道だ。
登り区間、800m。平均登り勾配17%。
先導役のメンバーは車道横断の交通整理のため順次ポイントごとに滞留。
現役野球選手のMと二人で引っ張る。
下見で草刈、枝払いをしたとはいえ、8km以上歩いてきてのこの急なのぼりはキツイわ~
ここまでは汗もたいしてかかず、息が上がることもなかったけど・・・・
『足元注意で~す!』とか『滑りますよー』などと後方へ声掛けも出来無くなってきた。
はあ、はあ、ふう、ふう・・・
ほんまに下見したっけ??こんなに長かったかなあ??
などと思うほど800mが長く感じられた。
無事、後続に突かれることもなく頂上に到着。
めでたくお昼ご飯の休憩となった。
頂上は回りに木々が生い茂り、決して絶景!とまではいかないけど、
いまさっき降りてきた妙見山が見え、ここまでの行程を思い起こして感動に浸るには充分なロケーションだった。
また、国内でも珍しい黒御影石で装飾された三角点も一見の価値ありだ!!
お昼休みのあと先行グループを北向かいの丘に案内。
日本三大歌垣の一つである歌垣山の立派な碑とそこからの絶景も楽しんでもらった。
さあ、あとは下り道を1kmほど。
Mくんが先導して下りの険しい山中に消えていった。
下り平均勾配、27%。
俺は、さきほどの昼食ポイントで順次上がってくる参加者に昼食とトイレ、三角点、そして三大歌垣の場所の説明をするために滞留。
山頂だけに汗がひくと寒さを感じるほど。パーカー、ヤッケと着込んで防寒対策。
約1時間後、後続のスタッフが着たので下山することになった。
勾配のきつい、足元の不安定な下りを降りる。
途中、座り込んでた人に手を差し伸べてしばらく付き添って歩いたり、休憩してる人に声を掛けたりしながらゴール地点の倉垣天満宮に到着した。
ゴール地点では、スポーツドリンクの試飲とスポーツグッズのお楽しみ抽選会を開催。
先頭到着2時間半後の午後3時半、事故も無く無事に最終参加者を見届け終了となった。
スタッフもチャーターで参加者をピストン輸送して頂いた最終の阪急バスに乗って妙見口へ。
本日の参加者:355名
翌日、二日酔いは無いものの、少々筋肉痛です・・・・